乾燥肌に対する上記の例での虫歯治療は,加齢によるからだの変化,つまり老化を抑えることになるのではないでしょうか。
老化を止めることはできないにしても,老化を遅らせる,あるいは老化による変化の程度を小さくする試みは重要で,根本的な対策と考えられます。
この根本的な対策をとった上で肌の保湿に関する対策も合わせて行えばより高い効果が期待できます。
この根本的な乾燥肌対策を考えるときに重要なことは,肌はからだ全身の一部であることをしっかり認識することだと考えられます。
からだは多くの臓器・器官から成り立っており,それらの機能はお互いに密接に関連しあっております。からだの健康状態が肌の状態や乾燥肌に現れます。決して顔の肌だけが独立して若々しくなり,乾燥肌が改善することはありません。
例えばからだを維持していくためには十分な栄養が必要ですが,栄養素の消化・吸収,全身への運搬,それぞれの臓器・器官で必要な成分への変換,古い細胞と新しい細胞の交換等が適切に行われることも必要です。老化とはこれらが以前より遅くなる,あるいは処理量が少なくなることで,その結果として乾燥肌が表面に出てくると考えるべきでしょう。
重要なことは,表皮の下の真皮のお肌産生能力を向上させ,お肌の老化を遅らせること。つまり,根本的な乾燥肌対策が必要なのです。